「パニック障害になる前の自分」に戻る方法
こんにちは、Masakiです。
いままではブログを統一して書いていたんですけど、この記事を境にブログを専門性に特化させて書いていくことにしました。
この記事を読んでいる人は
「パニック障害を克服して、少しでも早く日常生活に戻りたい人」
だと思います。
実践方法に移る前に、簡単なボクのプロフィールをご紹介しておきます。
どういった経緯で、なぜパニック障害になったのかを解説して
「あなたと境遇が同じですよ、一人じゃありませんよ」
という安心感を持ってもらうためです。
ボクがTwitterで呟いた本も一緒にご紹介していきます。かならず、あなたの人生を変えるきっかけになってくれる本です。
読み終わったー!
— Masaki Sugano (@Macky_antier) September 18, 2019
時間見つけて記事にしていきます😊
タイトルだけ書くと
「敏感すぎるあなたへ」
というタイトルです。
なぜパニック障害になったのか
ボクは「パニック発作」から「パニック障害」になって、早3年が経とうとしています。
ボクのパニック発作のきっかけはパチンコ屋でした。当時は目の前にパチンコ屋がある状態で、親兄弟全員がギャンブル好きという「ギャンブル家族」でした。
娯楽施設がとくにない田舎で育ち、高卒ですぐに兄に連れられてパチンコ屋に行ったことを覚えています。
終日パチンコ屋をハシゴして、二人合わせて10万以上負けて帰るとかもザラでした。お金はすべて兄が出してくれていました。
ビギナーズラックとかはなかったのですが、ゲームセンター感覚でパチンコ屋に行っていました。
パニック発作を起こしたときは、人として好きなパチンコライターさんが千葉県のお店に来店予定だったので、約2時間かけて行きました。
そのときも3万円くらい負けてました。
きっかけは「完璧主義の自分を責めすぎた」ところにあったんでしょうね。
「パニック障害になったことがある」
「パニック障害で悩んでいる」
という人は、思い当たる節があるのではないでしょうか。
仕事やプライベートで、なにかあるたびに「激しく自分を責めてしまう人」です。
いままで積もりに積もってきた不満が爆発して、頭の中が「もう無理」と判断した瞬間に発作は起こりました。
救急車を呼んでもらいましたが、ここから先は仰天ニュースでも取り上げられている内容とほぼ同じなので、割愛させていただきます。
前置きが長くなりましたが、さっそく本題に移っていきましょう。
「パニック障害になる前の自分」に戻れるの?
結論からいうと、戻れるか戻れないかは「あなた次第」です。身も蓋もない言い方かもしれませんが、根性論でも精神論でもなく、論理的に説明していきます。
「治そう」「克服しよう」と思うな
過去2年間のボクがそうだったんですけど、パニック障害になってからいろいろな感情が頭を過ぎるようになりました。どうしたら治るのだろう、克服できるのだろう、とばかり考えていました。
実は、この考え方そのものが、パニック障害を悪化させてしまう原因だと知ったのは最近です。
ボクの職業はWebライターなのですけど、Webライターの仕事って9割以上が「リサーチ(調査)」なのです。リサーチすることは「職業病」といっていいです。
パニック発作を起こしたときは、「パニック発作が治る方法」「パニック発作を克服する方法」を毎日調べていました。調べて1日が終わったこともあります。
当時は、3ヶ月くらい自力での外出が無理だったので、親や友人に頼っていました。そのたびに、また自分を責めてしまうのですよね。責めてもなにも変わらないと分かっているのに。
人間はネガティブなことを無意識に考えるように作られている
突然ですが「自分は価値のある人間だ」と思ったことはありますか?
自己肯定感につながってくるお話なのですけど
「日本は自己肯定感が海外に比べて40%以上低い」
というデータが出ています。
あなたが
「どうせ俺(私)なんて価値がないんだ」
と感じたり思ったりしてしまうのも、日本にいる限りは自然な流れなのかもしれません。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
相互フォローでお世話になっている、水樹ハルさん(Twitterアカウント:@harumizuki423 )が書いた記事です。無料で読めます。
https://note.mu/awesome/n/n54c948a0f032
さらに厄介なのが、人間はネガティブなことを無意識に考えるように脳ができています。なにか嫌なことがあっただけで、絶望の淵に追いやられることも少なくないです。
パニック障害者と、ふつうの人の境界線といえるでしょう。
パニック障害者は、ネガティブなことが起きるとポジティブな情報に切り替えることに時間がかかります。
ふつうの人ならすぐに忘れてしまうようなことでも、パニック障害の人はネガティブが派生していくような感じですね。
極端な言い方をすると、自分が少しでも幸せな気分になっているときに
「もしいま地震が起きたらどうしよう」
「もしここで発作が起きたら…」
など、いますぐ起きないようなネガティブなことを本気で考えてしまうのです。
「パニック障害になる前の自分」に戻る方法
お待たせしました。
「パニック障害になる前の自分」に戻る方法をご紹介していきます。
さっそく、パニック障害の正体からお教えしていきます。
「ネガティブな考え方が深く脳に染み付き自動化されている状態」がパニック障害の正体
パニック障害の正体って
「ネガティブ思考が自動化されている自分の脳そのもの」
なのです。
だからといって、無理やりポジティブ思考にすればいいというわけでもありません。
実際の書籍からの引用ですが、頭で考えて納得していることでも自分の心が納得していないと、最終警告として「パニック発作」が起きるのです。
パニック障害になっている人、予期不安が強い人は、1日10回心の中でも口に出してもいいので
「自分は幸せな人間だ」
「価値のある人間だ」
と言ってみてください。
始めは
「なに言ってんだオレは」
とか
「この作者はなにを言っているんだ」
と思うでしょう。
それでも脳に言い聞かせてください。不思議と身体の不安が少しだけなくなっているのが分かるはずです。
パニック発作が収まってからも続けた方がいいです。継続することで、徐々に脳の誤解がなくなっていきます。
少し自己啓発染みてる部分もありますが、大切なことなのでお伝えしていきます。
ボクのケースを少し盛り込むと、親が「過干渉、過保護」の超絶心配性です。
事例を出すと「なにかするときにこうした方がいいよ」と言ってきて、反対を押し切って自分がしたい行動を取って失敗すると「だからこうした方が良いって言ったのに!親の言うことは聞くものだよ!」と怒号を浴びせられたことを覚えています。
いまも続いていることですけど、改めて文章に起こしてみると危ない親ですよねw
おかげさまで、ボクはなにかに挑戦するときに周囲の反対が少ない方を選択する人生を歩んできました。「自分のためではなく、家族のため」と自分に言い聞かせてです。
いまは、少しずつではありますが、ちゃんと自分のために行動できるようになってきました。
最近、少しだけスッキリしたことがあったんです。
今回紹介する本を読んで、下記にも書いてあるんですけど
「あなたの人生に責任が取れるのはあなたしかいない」
って書いてあったんですよ。
「この台詞使える!」と思って、自分ではどうしようもないことをエゴで言われたときに使いました。
「言ってくれるのは良いんだけど、なにかあったときにオレの人生の責任取れるの?」
って。
とてもスッキリして効果抜群なので、ぜひ試してみてください。もちろん言うだけではなく、自分でなんとかすることが前提ですけどね。
詳しくは本を読んで実践していただくとします。
ほかにも、パニック障害を乗り越えるためには、どんな人生を望んでいるかを10個書き出すテクニックもあります。
「テンセンテンス法」と呼ばれているのですけど、闇雲に10個書き出すのではなく、自力で達成できる目標をポジティブかつ具体的に10個書いてみてください。
パニック障害を乗り越えるときに必要なことは、小さな成功体験を積み重ねていくことです。注意点としては、身体がSOSサインを出したらすぐに身を引くことです。着手できていない作業があれば、楽しんでいる「ふり」をして少しずつこなしてみてください。
終わってみたら
「やればできるじゃん!」
と脳内が判断して、次々にやらないと気が済まなくなっていきます。
パニック障害者に当てはまるのは「発作」という大きな苦痛を味わったからこそ、生活習慣が変わっていることですよね。生活習慣が変わると生活習慣に見合った目標も生まれてきます。
よく「周りの5人の年収を5で割ったのが、あなたの年収」といいますよね。
同じようにあなたの人間性は
「一緒に過ごす時間が長い5人を足して5で割ったとき」
に決まります。
考えてみれば分かることですけど、一緒に過ごす時間が長い5人が楽観的で向上心を持っていたら、あなたはパニック発作を起こしていないと思います。
逆に一緒に過ごす時間が長い5人が、常にネガティブで心配性な人たちだったら、パニック発作だけで病気は収まっていないと思います。
それだけ、ふだん接している人間関係や環境は大切なのです。
少しでも「この人違うな」と感じたら、徐々にフェードアウトしていくことが好ましいです。無理に絡んでいても、あなたがおかしくなってしまうだけですから。
敏感すぎるあなたへ緊張、不安、パニックは自分で断ち切れる
この記事を読み終わった人は、少しだけでも気持ちが楽になったのではないでしょうか。正直なところ、お伝えしきれていないことがまだまだあります。続きはぜひ本を読んでみてください。
自分でパニック障害を断ち切るにあたり、注意点がいくつかあります。
- 向精神薬は独断でやめない
- 記事内で紹介したことを毎日やり続ける
- 本は自宅で読む
向精神薬は独断でやめると、良からぬ副作用を及ぼすことがあります。かならず医師に減薬の相談をして、少しずつ減らしていきましょう。
記事内で紹介したことをやり続ければ、パニック障害のことを考えなくなり、気付いたら自己肯定感まで上がっていることが多いです。
実際に本を読むときは、自宅で読むようにしてください。今回は比較的楽な部分だけご紹介しましたが、本格的に向き合う訓練もあり、下手をすれば体調を崩してしまうことすらあります。
この本を読むときは、落ち着いた時間が確保できる場所でやるようにしてください。
ボクはこれまで、パニック障害関連の本を数十冊読んできましたが、いずれも抽象的な表現のものばかりでした。
個人的な意見ですが、この本があれば、他のパニック障害と向き合う本はいらないとすら感じています。初めて読んだときは、あまりの衝撃に嬉し泣きしました。
リンクを貼っておくので、パニック障害を断ち切りたい人、緊張しやすい人、不安を感じやすい人はぜひ読んでみてください。
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